勤務時間管理は、学校にとって毎日必須の取組ですので、新年度に向けて、人事異動などを反映した準備を、手際よく行なうことが必要です。
これまでの学校での年度替わりの利用を見ていると、前年度のファイルをそのまま使いPunchOutのスピードが落ちたり、異動した先生のところに新しい先生を入れて、プルダウンの名簿を使いにくくしている学校が散見されました。
年度替わりに新しく行なった方がよい処理を下記にまとめましたので、参考になさってください。
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PunchOutはプログラム本体とattenndance_managementのフォルダーの位置関係が正しければ、USB上でも動かすことができます。今年度の出退勤の記録を新しいUSBに丸ごとコピーし、保存の準備を行ないます。
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※USBへのコピーの仕方は、現在出退勤を記録しているところにある、attendanace_managementというフォルダーを丸ごとUSBにコピーし、その同じ階層に、赤いアイコンで表しているPo_ver2_8_91.exeのパンチアウト本体をコピーします。
今度は、その新しいUSBの赤いアイコンをクリックしてパンチアウトを起動すれば、新しいUSBの中に出退勤を記録するようになります。 |
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※このUSBから起動すると、今年度の職員で記録ができます。このUSBを使って3月末まで記録を行ない、新年度用のUSBを別につくって4月1日から運用すると、切れ目なく、出退勤が記録ができるようになります。
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年度替わりに新しくした方がよいファイル群を一つにまとめましたので、ここからダウンロードしてください。
そのファイル群を、現在出退勤管理を行なっているattendance_managementフォルダー内のファイルと入れ替えると、まっさらな状態から運用できます。 |
※引き継がなければならないのは、職員名簿と、勤務時間の割振りを記した、associate_with_card.txtとordinaly_working_hours.txt の2つのファイルです。
その他のものは、年度の初めに新しくして4月1日から記録することをお勧めします。 |
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職員の名簿である、associate_with_card.txtについて、新年度の人事異動を反映した加除修正を行ないます。
Excelなどでこのファイルを読み込んで編集し、新しい年度の所属学年や学校の職員名簿などの順に並び替えると、使いやすくなります。 職員が増えて新しいカードを足す場合は、操作を解説したビデオの「ICカードの設定」などを参考としてください。 最後に、完成した新年度の名簿をCSV出力し、PunchOutで読み込んでやると、作業は終了です。 |
※現在運用しているファイルを丸ごと新しいUSBなどにコピーしてから、新年度の作業を始めると、万が一動かなくなっても元に戻すことが容易です。転ばぬ先の杖で、作業にあまり自信がないときは、まず現在のものを丸ごと新しいUSBにコピーして、そこに変更をかけていくということを覚えておいてください。
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※HDDやLANで運用している学校では、こうして作成した新しいUSBのファイル群を、後からHDDやLAN上のフォルダーに移せば、そこで運用が可能になります。まず、新学期の職員構成で安定的に動くかどうかを、手元の機械で変更しやすいUSB上につくって確かめながら、変更の必要ない確実なものをHDDやLAN上に移していくと、修正などの手間がずっと少なく済みます。
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年度替わりに向けて、Excel_ver2_9_39s は2023年以降の月を指定できるように改変されました。
もし、各学校での移行の作業で不明な点等がございましたら、ここから遠慮なくご質問ください。(回答が必要な場合は、メールアドレスを併せて記入してください)
年間の変形労働時間制への対応については、コロナへの対応でだいぶ遅れてしまいました。年度末の時間をどこかでみつけて、改善を行ないたいと、淡い希望をもっております ^^; 。